スピードツインのタイヤ交換 ミシュラン ロード5インプレッション

はじめに

どうも、かとうです。
今回はスピードツインのタイヤを交換しましたので、その顛末とタイヤレビューを記事にいたします。
今回スピードツインのタイヤに選んだのは、ミシュランのロード5です。

まずは、なぜミシュランロード5を選んだか、その理由からお話いたします。

ロード5はミシュランの中でもツーリングタイヤに分類される、ライフ重視のカテゴリーのタイヤです。
発売は2018年2月なので、すでに発売から7年以上経っています。
ミシュランのツーリングタイヤのカテゴリーとしては2022年2月発売のロード6が最新ですので、ロード5は型落ち品です。

ではなぜ最新のロード6ではなく、型落ちのロード5を選んだかというと、ロード5のほうが安いから、です。
私のようなお小遣いでバイク費用をやりくりするライダーにとっては、バイクの維持費をいかに安く抑えるかは死活問題。
ツーリングではタイヤの限界領域まで使うこともないですから、正直性能としてはロード5で十分、少しでも安いロード5にしよう、と選択しました。

ちなみに料金は交換工賃込みで、リアタイヤは33,220円、フロントタイヤは26,070円でした。合計で59,290円。
ロード6はもっと高かったのですが、ロード5でも結構しました…。
ちなみにスピードツインのタイヤサイズはフロント120/70ZR15、リア160/60ZR17でした。

ホイールを外していく

私はタイヤ交換はできないので、組み換えはお店に頼みますが、お店にはホイールを外して持ち込みます。

私の車両はトライアンフのスピードツインです。
まずBabyfaceのフロントアクスルスライダーを外します。10mmのレンチが2つ必要。

リフトしてから車体に大きな力をかけると危険なので、リフトアップする前に、各部を軽く緩めておきます。

ホイールを外す前にブレーキキャリパーは外しておく必要があります。
先に右側にだけあるクランプボルト(6㎜ヘキサ)を緩めてから、アクスルシャフトを外します。アクスルシャフトは二面幅17mmです。ホイールの両端にはカラーが入っており、カラーには向きがあります。カラーの向きはラインが入っているほうを内側になります。

ホイールを外して新しいタイヤに換装

フロントタイヤのパターンはこんな感じ。センター付近に入っている細いグレーブが特徴的。ウェット性能を感じさせます。
細いグレーブにところどころ丸いパターンがあるのも特徴ですね。

次にリアタイヤもリフトしてさくっと交換。
スピードツインはリアアクスルのナットは割ピンがないタイプですが、個人的には割ピンを差し込んでゆるみ止めできるキャッスルナットのほうが好み…。トルクレンチを使用して締めているから大丈夫なんですけど、気分的にね。

リアタイヤのパターンはこんな感じ

フロントと同様に細いグレーブと丸い円形のポイントがあるのが特徴的。
細いグレーブがウェット性能を期待させてくれる。

ミシュランロード5のインプレッション

交換したタイヤでツーリングに行って、峠でちょっとペースを上げた走行を含めて一般道を楽しんできました。

ロード5はレイン環境での走行も行いましたが、ウェットグリップはしっかりとしていて、どっしりとした走り。雨でも安心して走れる性能があるので、日常的な使用にも安心です。

一方でスポーツ走行をするとちょっとケーシングの剛性不足を感じるシチュエーションも…
ペースを上げて走行すると、とくにリアタイヤでよれるような感覚が若干発生します。
空気圧は適正値までいれているのですが、コーナーを抜けてタイヤをつぶしながら徐々にアクセルを開けていくような瞬間にかすかに空気圧が足りていないような、バイクからのトラクションを受け止め切れていない感触があります。
ツーリングタイヤなのでゴム自体が柔らかすぎるということはないかと思うので、スポーツ走行をするにはケーシング剛性が足りていないように感じました。

とはいえ、切れ込み方も非常に素直に感じましたし、冷間グリップもツーリングタイヤらしく申し分なく、扱いやすい良いタイヤでした。

おわわりに

今回はスピードツインを中古で購入してからはじめてのタイヤ交換を実施しました。

ロード5の寿命は一般的に1万kmは持つらしいですが、トルクの鬼のスピードツインで使用した場合どうなのか、継続してウォッチしていこうと思います。