GSX-R125を買ってみたぞ!納車時インプレッション

はじめに

どうも、かとうです。
今回は私が最近購入したGSX-R125のインプレッションを書いていきます。

まず、今回私がGSX-R125が購入した理由ですが、現在の私が所有しているのはメインバイクのスピードツイン1台のみでしたので、サーキット走行できる車両が欲しかったからです。
125ccのミニバイクを選んだ理由は、バイクの2台持ちになってもお財布にやさしいと考えたからです。

ビッグバイクのサーキット走行とミニバイクのサーキット走行では大体2倍くらいは費用が変わってきますからね。

また、いずれ練習走行だけでなく草レースにも出場したいというのも理由のひとつです。ビッグバイクのレースはなかなかハードルが高いですが、ミニバイクでしたら草レースもたくさん開催されています。

ちなみに購入したのは中古で、2019年式のGSX-R125です。
サーキット走行をするといっても、当面は公道仕様のまま楽しむ予定です。
峠を走ったり、たまにサーキットを走りに行ったり、といった使い方を想定しています。
将来的にはサーキット専用にしてしまうかも。

それではインプレッションを開始します。

スタイリング

17インチタイヤを採用していることもあって、車格も十分です。
ミニバイクでサーキットを走りたいとなったときに、最近だと一番多い選択肢はグロムだと思いますが、私は身長が175cmと大きいというのもあって、フルサイズのGSX-R125を選びました。

スーパースポーツ然としたルックス。
175cmの私で足つきはべたべた。またがるとタンクがほっそりと印象ですが、しっかり11Lあるうえに燃費が非常に良いので航続距離は400kmを超えるため、十分すぎるくらいです。

個人的にはバイクはこの斜め後ろからのビューが好き。
前オーナーからのカスタムでタンクカバーでタンク後端が延長されているのと、ステップアップブラケットでバックステップ気味のステップポジションになっています。

走行性能

エンジン性能

乗り始めたとき感じたのは、圧倒的加速の悪さ。とくにゼロからの発進加速が恐ろしく遅く感じました。
普段私加藤が乗っているメインバイクが、鬼トルクのスピードツインなので、それと比較してしまうのはかわいそうだけれども、125ccの原付二種の中でも加速はもっと良い車種はあると思う。
「全然加速しないじゃん」と思ってしまいました。加速が遅すぎるのでハイスロはぜひ入れたいですね。

しかし、GSX-R125がミニペケとか最小クラスのSSと呼ばれる理由がこのエンジンからも分かりました。
というのも、発進時の低速回転領域はスッカスカなのだが、単気筒ながらレッドゾーンは11,000rpmからと非常によく回るエンジンです。
どこまでも回転が上がっていく感じが、私がかつて乗っていたZX-6Rのようなスーパースポーツのような特性の片鱗を感じます。(もっとも絶対的なパワーは全然違うのですが)
また、トランスミッションは、たかだか100km/hちょっとしか出ないところに6速まであるので、クロスレシオになっていいます。
初めて乗った時はどのギアで走ったらいいのかちょっとわからない(=どのギアで走ってもまあ走れる)感じもスーパースポーツっぽいと感じました

GSX-R125がミニペケとか最小クラスのSSと呼ばれる理由も、どこまでも回るエンジンとクロスミッションがスパースポーツ的な遺伝子を感じさせるがためなのだと理解しました。

ハンドリング

エンジン特性に続いて、ハンドリング特性もとてもスーパースポーツの遺伝子を感じます。

悪い意味ではなく、良い意味で旋回を始めると鋭く切り込んでいきます。また、車体の寝かしこみが非常に軽快で、スパッと倒れる。くりくりと簡単に旋回できる。
これはキャスター角をはじめとした車体ジオメトリが旋回性を重視しているほかにも車両が非常に軽いことなども良い方向に作用しているのだと思う。

軽量さゆえに恐怖感なく倒しこんでいけるので、旋回の楽しさはミドル~リッターのスーパースポーツに勝るともいえます。
小排気量の醍醐味はコーナリングですよね。

ハンドルバーはトップブリッジ下にマウントされたセパレートハンドル。
ただ、ポジションはそれほどきつくないです。前傾は600SSなどに比べたら楽。ハンドル位置は低いけれど、車体がコンパクトなので、身体から近いところにハンドルがあるのが楽に感じるのかも。
ロングツーリングはさすがにきついかもしれないけれど、ちょっとしたツーリングであればそんなに身体が痛くなることもないです。

エンジン音

個人的にはエンジン音はおせじにも良いとは言えない。どこからどう聞いても原付の音でしかないです。
一般的な原付よりも高回転で乗るタイプの車両なので、マフラーを交換したところで、かなり近所迷惑になると思う。

私としては、サーキット走行を始めて、純正マフラーに性能や重量の不満が出た時にマフラーを変える可能性はあるけれど、音を変えるためにマフラーを変えることはないかな。
あとはサーキットを走ると純正マフラーはこすってしまうらしいから、危なそうだったら変えようと思います。

そのほか

ブレーキ

フロントブレーキの効きは個人的にはいまひとつ。決して効かないわけではなく、公道を走る分には必要十分な制動力が備わっていると感じたけれど、スポーツ走行することを考えるともう一声制動力が必要だと思います。
これはブレーキパッドを変えて改善を図る予定です。

フロントはシングルディスク。ミニバイクはディスクも華奢な見た目ですね。ABSもついています。
2ポッド片押しアキシャルマウントです。Bremboの廉価ブランドのBYBRE製だとか。

リアブレーキも一般的なシングルポッドのNISSINブレーキキャリパー。
こちらは特に不満なし。

タイヤ

中古でこのバイクを買ったときにほぼ新品のDunlop Q-Liteが入っていました。Q-Liteというタイヤは知らなかったですが、ツーリングもサーキット走行もこなせるスポーツ寄りなバイアスタイヤらしい。
新車純正タイヤだったらDunlopのD102aなのかな?
純正タイヤも悪いタイヤではないと思うけどサーキット走行は厳しいと思う。
とりあえずサーキットに持ち込もうとしたときに、このタイヤQ-Liteのままでまずは問題ないと思う。タイヤを変える必要なくてラッキー。

おわりに

またサーキットで草レースに参加したくて、ミニバイクを買ってしまいました。

今後はGSX-R125でサーキットを走りに行く記事もどんどん書いていこうと思いますので、楽しみにしていてください。
ミニバイクは練習にも最適ですし、コストも安いし比較的安全ですし、興味がある人はぜひ一度乗ってみてください。

それでは。