トライアンフ スピードツイン購入インプレッション!

はじめに

どうも、かとうです。

じつは私、最近メインのバイクを買い替えていました。
YAMAHAのMT-01からトライアンフのスピードツインへ乗り換えました。

決してMT-01に不満があったのではないのですが、家庭の事情で乗り換えることにしました。

MT-01に不満があったわけではないので、次のバイクであるスピードツインを選ぶときも、選定の基準はMT-01と同じ以下のような基準をもとに選んで、スピードツインを買おうと決断しました。

  • 十分な加速力がある
  • 維持費・ランニングコストが安い
  • ゆっくり走ることが苦痛ではない
  • 長距離乗っても疲れにくい
  • 時間が経っても古く感じにくいデザイン
  • あまり人とかぶらない

私にとっては、MT-01は上記は満たすバイクでありましたが、同様に今回新しく乗り換えたスピードツインも上記をおおむね満たすものでありました。

ただ、一点だけスピードツインが上記を満たさない点があるとしたら、維持費・ランニングコストの点だけは不安がありますね。

トライアンフはイギリス車ですので、簡単に部品の取り寄せができないし、サービスマニュアルも簡単には入手できません。外車はセルフメンテナンスで対応できる内容は限られてきてしまうのは仕方ないですね。この点だけは、スピードツインを選ぶにあたって、妥協せざるを得ませんでした。
ただ、外車といっても基本的な消耗品は汎用品を使用しているので、タイヤ交換やブレーキパッド、油脂類交換などに関しては国産バイクと大差ないので、基本的にはそんなに大きな心配はしていません。

スタイリング

スピードツインで私が最も気に入っているのはこのスタイリングです。
バイクに詳しくない人にバイクの絵を描かせたらスピードツインのような絵を描くのではないでしょうか。
王道かつオーセンティックな見た目は時間が経っても決して古臭くなりません。

ちなみに私が買ったのは2022年式の中古車です。2025年現在はひとつモデルが進んで、よりスタイリッシュなデザインになっています。

シンプルかつマッシブさも感じるデザインです。

メッキされて輝くトリムが高級感を感じさせる二眼アナログメーター
スピードツインで気に入っているところの一つです。
2025年モデルからは一眼デジタルメータになってしまったので、個人的にはこの年式のメーターのほうが好きです。

スラクストンは水冷エンジンへの移行を結構うまくこなした印象。フレーム幅に収まるコンパクトなラジエーターと、深く刻まれたエンジンの放熱フィンで、水冷エンジンであることを意識させないデザイン。

なお、エキパイがむき出しなので、完全に冷える前にバイクカバーをかけると一瞬でカバーがとけます。
なので私はエンジンガードとサーマルバンデージを巻いて、不慮の事故でカバーを溶かしてしまうことを防いでいます。
私が使っている商品のリンクを貼っておきます。サーマルバンデージは黒色のものも売っていたりしますが、色落ちするという情報があったので、この玄武岩繊維のものを選びました。手袋や雨合羽が付属していたので安心して作業しました。素手で作業すると繊維が手に刺さってチクチクするのでご注意ください。

エンジンガードも純正品ではなくって社外品のものを使用しました。価格はなんと¥3,990円(2025年4月現在)
純正オプションだと何万円もするそうですが、この社外品でもぱっと見では違和感なく、私はこれで十分だな~と思いました。

走行性能

エンジン

スピードツインの1197ccのツインエンジン。ベースはボンネビルと共通ですが、圧縮比をあげてあり、高出力の専用エンジンとなっています。高出力化に伴って、燃料はハイオク限定です。
アクセルをひねると怒涛の加速をしますが、開けずに2,000rpmをちょっと下回るくらいの回転でとことこ走ってもすごく楽しいエンジンです。
中低速トルクはもちろんすごいのですが、高回転域も非常にスムーズで、苦しさを感じません。
ちなみに燃費は街中で17km/L、郊外では20km/Lくらいですね。

足回り

マルゾッキ製倒立フォークにBrenboのラジアルマウントキャリパーを搭載しています。
制動力は文句なしです。握ったら握っただけ効く、コントローラブルなブレーキです。
フロントフォーク自体は固めのセッティングで、必要最低限の仕事はしてくれているので不満はありません。スーパースポーツについているようなフルアジャスタブルのサスペンションのような働きを期待してしまうと物足りないかもしれませんが、このバイクにはそこまでは不要だと思います。

車重と取り回し

スピードツインは車体が非常にコンパクトに感じますので、取り回しも苦ではありません。
216kgあるので、決して軽くはないのですが、車格は400ccくらいに感じます。足つきも身長175cmの私でかかとまでべったりです。気負わずに乗れて、街乗りにもガンガン使っています。

ちなみにマフラーは左右出しです。リアセクションに関してはチェーンラインが右、ブレーキディスクが左なのは日本車の一般的なレイアウトとは逆ですね。

不満なところ

基本的に不満はほとんどありません。

あえてあら捜しをするならば、私の個体だけかもしれませんが、停車するたびに勝手にライディングモードが勝手に変わることがあることですね。モードボタンは押していないはずなんですが、昨日停めたときにスポーツモードだったのが、今日キーONしたらレインモードになっていた、というようなことがたまにあります。

おわりに

今回のレビューいかがだったでしょうか。
総じて、私はスピードツインにとても満足しています。

そこかしこから感じる作りの良さ、高級感からくる所有感と、早くも走れるし、ゆっくり走っても楽しいという懐の深さに魅了されています。
また、車体の取り回しの良さからくるとっつきやすさも気に入っています。

皆さんもぜひ次のバイク候補に加えてみてはいかがでしょうか。