目次
はじめに
どうもかとうです。
みなさんはガソリン添加剤を使用していますか?
ちょっとまえまではフューエルワンとかピットワークとか、選択肢があまりなかった気がしますが、最近は他のガソリン添加剤もよく見かけるようになった気がします。
そこで今回はガソリン添加剤を調査してみます。
ガソリン添加剤の成分は?
ガソリン添加剤の主成分は主にPEA(ポリエーテルアミン)であることが一般的です。
エンジン内部にこびりついたカーボンデポジットを溶かす効果があるといわれています。
ハイオクガソリンには、一般的に清浄剤の成分が添加されていることが多いですが、このポリエーテルアミンが使われていたりもするらしいですね。ハイオクガソリンのレシピは企業秘密なのでどのくらいの濃度のポリエーテルアミンが使われているのかはわかりませんが、通常のハイオクガソリンに含まれるPEAは決して濃度は高くないと思います。
PEAを主成分とするガソリン添加剤は、ガソリンに後から添加することで、こうした清浄剤の濃度をとくに上げてやってカーボンデポジットを除去することを目的としているものですね。
ガソリン添加剤の紹介
ガソリンタンク一回当たりの価格も記載。タンク容量15Lと仮定して、既定の濃度の上限で入れた時のコストを計算しました。
金額は2023年8月6日現在のAmazonでの実売価格を参照しています。
AZ 燃料添加剤 FCR-062
最近よく見ます。特徴はなんといっても価格。ぶっちぎりで安いです。AZのケミカル類は安いことが特徴ですが、フューエルワンに比べると一回当たりのコストは一桁違います。
内容量:300mL
添加濃度:5L毎に約15ml(上限0.3パーセント)
価格:1,137円
一回当たりコスト1,137円/300mL×45mL=170円
1L缶も売っています。このほかにも4L缶などもあります。コスパは量が増えればさらに良くなっていきますので、ガソリン給油ごとに毎回使う人だったら大きな缶で買ったらもっとお得ですね。
シュアラスター ガソリン添加剤 ループパワーショットLP-14
こちらも結構コスパがいいガソリン添加剤ですね。
最近は量販店でもよく見かけるので、とても入手性のいい添加剤です。
内容量:240mL
添加濃度:0.4~0.6%
価格:1,418円
一回当たりコスト1,418円/240mL×90mL=531円
ワコーズ F-1 フューエルワン
こうしたガソリン添加剤の本家にして最も有名なものがワコーズのフューエルワンですね。
品質や性能は文句ないと思いますが、値段はやはり今回ご紹介する中では一番高いです。
内容量:200mL
添加濃度:燃料20~60Lに1本(=上限1パーセント)
価格:2,376円
一回当たりコスト2,376円/200mL×150mL=1,782円
PITWORK 燃料系洗浄剤 F-ZERO
ワコーズのOEMといううわさのガソリン添加剤。
ワコーズのOEMといっても中身がフューエルワンと完全に同じかどうか分かりません。中身も一緒という説もありますが、どうなんでしょう。
内容量:300mL
添加濃度:燃料30~60L(=上限1パーセント)
価格:1,818円
一回当たりコスト1,818円/300mL×150mL=909円
その他
内容量:200mL
添加濃度:ガソリンタンク容量5リットル毎に本品15cc
価格:1,691円
一回当たりコスト1,691円/200mL×45mL=380円
内容量:300mL
添加濃度:燃料30~60リッターに対し本品1本(=上限1パーセント)
価格:1,425円
一回当たりコスト1,425円/300mL×150mL=712円
内容量:80mL
添加濃度:燃料40~60リッターに対し本品1本(=上限0.2パーセント)
価格:1,531円
一回当たりコスト1,531円/80mL×30mL=574円
FCR-062を買ってみたよ
上記でコスパが良いと紹介しているFCR-062を買ってみました。
そもそもの値段が安いので、1L缶を買いました。
ノズル付きですね。ノズルがつくのはありがたいのですが個人的にはこういうノズルはあんまり好きじゃないです…
エンジンオイルとかもそうなんですが、FCR-062も勝手に揮発するようなものではないので、使用後にノズルの内側がずっとべたべたな状態になるので、周りに付着しないように保管に気を遣うんですよね。
そのほか、ちょっと困るのは、入れるとき。入れるときは計量して入れる必要があるのですが、ガソリンスタンドで給油したタイミングでこいつを入れるためには、計量カップと、この1L缶を常に持ち歩いていないといけないか!?って話になります。
当面は耐油性のある小さな容器に少量移し替えて持ち歩いて、給油するタイミングでいれるという運用にしようと思います。
で、肝心のFCR-062を使った感想ですが…
とくに変化をかんじませんでした!
…と言い切ってしまうのはレビューとしてどうなのか、という気もしますが…
現状、不調を感じてないインジェクション車にいれても、劇的な変化はしないのは当たり前といえば当たり前ですね。
FCR-062は安いから、実感できるほどの効果がなくてもまあいいやって感じに使えるのがいいですね。
で、ガソリン添加剤に効果はあるのか?
私、かとうの意見としては、効果あるかないかで言ったら多少あるのではないかと思っています。
だけどそれを実感できるかどうかは別問題で、多くの人にとって実感できるケースというのはかなり限られていると思う。
具体的に効果がありそう、と感じたケースは以前フューエルワンをキャブ車のセロー225に入れた時。
セロー225は冬場は当然チョークを引いてエンジンをかけるのですが、私のセローは寒いときはとくに毎回苦しそうにエンジンがかかっていましたが、フューエルワンを入れた後は多少スムーズにエンジンがかかるようになった気がしました(プラシーボ効果かも?)
私としては、こういう、キャブ車の冬季始動とかのエンジンにとってシビアコンディションでの使用じゃないと、違いがわかるようなものではないと思っています。
なので、ぶっちゃけこういう添加剤とかのたぐいは信じる人がやればいいと思いますし、数ある添加剤でどれを選ぶのかは、もう好きにしたらええやん、と思っています。
私は愛車を長い間乗っていくうちで、こうした添加剤をつかうことが少しでも調子よく乗り続けるための助けになったらいいな、と期待して使っています。
おわりに
こういう添加剤の効果ってすぐにわかるものでもないし、プラシーボ効果があったり…よくわからないですよね。
でも今回私が購入したFCR-062とかは価格的にも気軽に試せますし、買ってみてもいいと思います。
なによりこういうケミカルっていろいろ、あれがいいこれがいいって調べたり選んでいるのが楽しいんですよね。
今回のまとめが何か役に立つと幸いです。