目次
はじめに
どうも、かとうです。
スポーツスターSはもちろんですが、最近のハーレーダビッドソンはセキュリティがはいっていますよね。
キーフォブを持たずに車体を動かすとセキュリティが作動して、警告音がなるようになっています。
盗難防止には非常に有効な機能なんですが、メンテナンスのときにキーフォブを持たずに車体を動かしたり、あとはトランポやフェリーで移動する際はキーフォブが離れた状態で車体が揺れたりすることがありますよね。
そういったケースに対応するために、セキュリティつきバイクには車体がゆれてもセキュリティが作動しないようにする、セキュリティ解除機能が設けられています。
このセキュリティ解除したモードをハーレーダビッドソンでは移動モードと呼んでいます。
今回は移動モードの設定方法をご紹介いたします。
移動モードへの移行の方法
電源を入れる
まず電源を入れます。セキュリティキーフォブをもってストップ/ランスイッチをRUN位置にしてください。
エンジンをかける必要はありません。
電源を落とす
電源をOFFにします。ストップ/ランスイッチをOFF位置にしてください。
※電源をおとした直後のTFT液晶がまだついている状態で次の手順を行う必要がありますので、次の手順に移る準備を事前にしておいてください。
左ターンシグナルスイッチとパッシングスイッチを同時に押す
電源をおとした直後の、TFT液晶がまだついている間に左ターンシグナルスイッチとパッシングスイッチを同時に長押しします。
電源を落とす前からスイッチを長押ししていると早すぎるため、移動モードに移行しません。また、TFT液晶が消えてからスイッチを長押しした場合は遅すぎのため、移動モードには移行しません。
移動モード表示が出ることを確認する
移動モードの設定がうまくいった場合、TFT液晶に以下のアイコンが表示されます。
移動モードの解除の方法
移動モードの解除は簡単です。
キーフォブを持った状態で一度電源を入れ、そのまま電源を切ることで移動モードが解除されます。
取り扱い説明書について
過去のレビューでスポーツスターSの取説の出来がひどい、という話をしましたが。例によって、この移動モードの設定方法のところの記述も、ひどいものです。
まず、日本語として成立していません。「10sにするためには、左ターンシグナルスイッチと…以下略」というような意味不明な記述があります。
また、手順も間違えています。取説記載の手順は左ターンシグナルとパッシングボタンを先に押して、そのまま電源OFFすること、と書いてありますが、実際OFFが先でないと移動モードに移行しません。
特に日本語として成立していないのは、ハーレーダビッドソンジャパン日本人の社員が一度でも校正していたら気づく項目です。国産に比べて割高なバイクなので、このへんも改善していってほしいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
キーフォブなしでメンテするとき、フェリーに乗るときやトランポに積載する際はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。