バイクに関する筋力トレーニングの重要性

筋トレしているイラスト

はじめに

どうも、かとうです。

今回はバイクと筋力トレーニングの関係を解説しようと思います。

筋肉をつけるメリット

バイクに関して筋トレを行うメリットっていくつもあるんですが、さっと思いつくだけでも以下のものがあります。

  • 長距離ツーリングでの疲労が減る
  • 腰痛や肩こりが減る
  • 停車時の取り回しが楽になり立ちごけのリスクが減る
  • 太りにくい体質になる(健康になる)

歳をとってバイクを降りる場合、たいていのケースで体力の衰え・筋力の衰えが理由になると思いますが、筋トレをすることでちょっとでも長くバイクを楽しみたいですよね。

また、腰が痛い・肩が痛いといった、バイクを乗っている上での悩みも解消できるかもしれません。

身体の痛みや疲労が原因で、前傾のきついスーパースポーツをあきらめる、ということももったいないですので是非筋トレをしてみてください。

どんな筋トレをすればいいのか

それぞれの部位に関して、筋トレのやり方のわかりやすい動画のご紹介をしつつ、説明していきます。

体幹トレーニング

個人的には体幹トレーニングが、バイクを乗るにあたって最も効果が大きなトレーニングであると感じています。

腹筋・背筋を中心とする体幹を鍛えることで、腕に頼らずに体を支えることができるようになりますので、長距離のツーリングでも上半身の負荷を減らし、腕や肩が疲れにくくなります。

代表的なトレーニング方法にはプランクがあります。

上半身トレーニング

上半身トレーニングを行うことで、前傾の強いバイクで上半身を支えることが楽になります。

基本的に上半身は腹筋・背筋を中心とした体幹で支えることが重要ではありますが、それでも上半身の筋肉も鍛えることが肩こりの防止にも有効であります。

代表的なトレーニング方法にはベンチプレスがあります。

下半身トレーニング

ニーグリップができるようになり、上半身の負荷を減らすことができます。

また、下半身をしっかりと保持できるようになることで腰への負担も減ります。

代表的なトレーニングにスクワットがあります。

スクワットでは全身でも最も大きい筋肉である大腿四頭筋を鍛えることができ、基礎代謝を上げる効果がとくに大きく、太りにくい体質になる効果が大きいです。

女優として長年活躍されている森光子さんや黒柳徹子さんも、その健康の秘訣としてスクワットを挙げています。

有酸素運動

有酸素運動では脂肪を燃焼させることができ、体重を減らすことができます。

バイクに乗っている場合って、体重が軽くても重くても、エンジンで走るから疲労に関係ないじゃんとお思いの方も多いかもしれません。

でもバイクで走るときも無駄な脂肪はないほうがいいです。

というのも、身体が軽いと前傾時に上半身で支えないといけない加重がその分少なくて済みますし、腰に乗りかかる重量も減ります。

また、加減速時に身体に働く慣性力も体重に比例しますので、体重が重いとそれだけ加減速に身体をついていかせるために力がいることになります。これは一度サーキットを走ったことがある人でしたら、ストレートエンドのフルブレーキング減速で身体がぶっとんでいってしまいそうになるのを支えるためにものすごい体力を使うことでもわかると思います。

ロードバイクでのトレーニング

上記の体幹トレーニングや有酸素運動でおすすめな運動がロードバイクでのトレーニングです。

プロのレーサーも、常にサーキットで走れるわけではないですが、バイクに乗っていない時間は自転車(ロードバイク)でトレーニングしている人がとても多いです。

2輪のバランス感覚を鍛えるという意味でも、エンジンの有無にかかわらず共通するものがあります。

ただし、ロードバイクでのトレーニングの際に最も注意いただきたいのは交通事故になります。ロードバイクのトレーニングは公道を走ることになりますので、サーキットのように一般の車両がいない環境ではないため、交通法規の順守と安全への配慮が大切になります。

有名レーサーの自転車トレーニング中の痛ましい事故も過去発生しており、元MotoGP王者のニッキー・ヘイデン氏は2017年にロードバイクでのトレーニング中の事故で亡くなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

健康で文化的な生活を将来にわたって続け、歳をとっても安全にバイクに乗り続けるためには筋トレはとても重要であると思います。

この記事が、皆さんの筋トレを行う意欲につながれば幸いです。

また、末筆とはなりますが、ニッキー・ヘイデン氏のご冥福をお祈り申し上げます。